すぅはぁ日記

食事、本、ラジオ、交流、エロなど日々の出来事。

キャバクラブログの名作「女子大生の水商売日記」

愛してやまないブログがあります。初めて読んだのは8年くらい前になるとおもうがそれから何度も何度も読み返しているブログ。

 

女性大生の水商売日記(2005年10月~)

https://ameblo.jp/butterpecan/

 

名のある大学の理系女子大生マミが部活を引退してキャバクラをはじめたところからブログは始まる。学費を稼ぐためキャバクラに就活にと奮闘しながら忙しく過ごす日々。キャバクラではNo1のプロキャバ嬢とデットヒートを繰りひろげながらもお店の営業終了後から学校の課題に取り組み、稼いだお金は学費に消えるからアフターの食事が楽しみというようなまだまだカワイイ前半。就活では外資系超大手コンサル会社を目指し営業が終わったキャバクラの店内でマネージャーとプレゼンの練習。またこのマネージャーが今は訳あって地下にもぐっているけれどビジネスの勝ち組で。。という漫画みたいな展開も楽しい。無事にコンサル会社に就職が決まり、キャバクラでもNo1を奪取。後半はキャバクラで金銭感覚がおかしくなるくらい稼げるようになり、株をはじめたりホストで豪遊するようになっていく。。魅力溢れるマミという女子大生が過ごした2年間の日常がウィットに富んだ文体で綴られる名作ブログ。

 

読むだけでマミのこと好きになります。そして、マミのいるキャバクラに一度行ってみたかったと悔やまれます。そしてマミの魅力が発揮されるのが恋愛のエントリー。乙女な感情とドライな感情が交錯するあたりがまたカッコいいのです。

そう、マミに感じる感情はカッコいいなんです。

男が男に惚れる感じで惚れる女なんです。

いくつか名エントリーを引用

「本当はいつまでもいつまでもずーっと電話していたかったけど
ここは女の駆け引きどころ。
20分くらい経ったとこで
「じゃ、やることあるから…」
と電話をきるきっかけを口走る。

女は男に与えすぎては駄目。
常に腹5分目ぐらいにさせて飢えさせる。
そうやって貯めて貯めて思いを焦がしてやる。
するとみるみるうちに男はその女にはまる。

これは何10回も使ってるパターン。
店の客はこれで毎週花やらティファニーやらのプレゼントを落としてくれる。
客はこれで仕事を放りなげてマミに夜な夜な会いにきてくれる。
客相手なら躊躇なく冷たくして、確実にはめてやる自信はある。
女は男に甘えてもいいが、
頑張って媚びたり、過剰奉仕をするなど言語道断、絶対駄目。
そんなんじゃ大した男ははめられない。
男は常にある程度突き放しておくものだ。

だけど、彼に対してそれがうまくできない。
全くはめられそうにない。
普段やってはいけないとわかりきっていることばかりやってしまう。
彼をおとせる自信が微塵もない。

はあーこんなの駄目だよねー(*_*)

どうでもいいと思ってた矢先の出来事。
ああ、自分はこの男に惚れてしまったんだなあと
つくづく思いました。

いっそのこと彼に正式な彼女ができてしまえば
数段楽になるのに…」

男前すぎでしょう。これ。

最終的にはホストを経営しているボスのような人に惚れて惚れられるんだけど、最後の終わり方がまた。。

 

「返事は今すぐじゃなくっていいからさ。
ただ、マジに考えておいてな。」
とにかく有耶無耶にして適当にはぐらかしてベンツを下車。
あーめんどくせー。


不思議と嬉しくなかった。
嘘でも嬉しいはずなのに
なんだか…凄くめんどくさかった。

なので発想を変えてみます。
付き合うとか本カノとか色カノとか営業とか
そーゆー概念は捨てます。
恋愛?何ですかそれは?
相手は有名ホスト。
じゃあそこを活かして全力で楽しんでみましょう☆彡
彼を通じて以下のことを達成してみたいと思います。
1.マミの引っ越しを手伝ってもらう
(金銭及び物品面)
2.限りなく安くホスクラを堪能する。
3.高級なデートを満喫する。
4.業界の裏事情をとことん探る。
5.自分のキャバクラの客にする。
6.Kを振り回すだけ振り回して
ミステリアスなバイバイをしてみて影で笑う。


これでどうだっ!!(笑)
え?性格悪いって?冷めてるって?
だってこれがマミなんでww
辛気臭い恋だ愛だ、そんなのいきなりわかりません。
ただ、面白いこと刺激的なことが大好きなだけ。
己の快楽の追究にはとことん貪欲な23才。
模範的なB型でしょ( ̄-+ ̄)」


ちなみに次のデートももう確定済みww
けけけ、面白く調理してやるわこの野郎!!(笑)」

 

恋愛のエントリーだけじゃなく、内定者懇談会でも。。

 

「今までずっとバックレてた内定者懇親会。
昨夜初参加しました(笑)

感想としては…
こいつらには勝てる(笑)
確かに東大京大がほとんどでした。
でもなんか、そこまでエリート臭はしなかったです。
主要外資コンサルには圧倒的に劣るかも…
もちろん優秀なオーラは出してますよ。
でもそれだけかなぁ。
野心はあれど、ウザイぐらいのプライドは感じることはできなかった。
まぁ、まずは地道にトップを目指すとしますか。
自分のレベルでどこまでイケるかはわかりませんがm(__)m(笑」

 

こういう勝気なエントリーや恋愛のエントリーだけではなくて就活や日常の生活、学生生活、そしてキャバクラでの指名争いやお客さんとの交流などもあり、マミという人間の魅力を存分に味わえます。

 今は恐らく36歳くらいでしょうか。経営者になるという野望を語ったエントリーもあったけれど今はどこで何をしているでしょう。

 

実はこの女子大生の水商売日記を初めて読んだ数年後に、これはマミじゃないのかと本気で思うくらいマミ感のあるキャバ嬢に出会ったのです。そのキャバ嬢は片田舎の駅前の小さなキャバクラに在籍していました。就活が終わったから学生の記念にとそのお店で働き始めて、たった1ヵ月で北海道から沖縄まであるそのキャバクラの系列店全店の売上1位になるという快挙を成し遂げ、しかもそんな片田舎のキャバクラにはその娘目当てに某有名ミュージシャンや某有名企業の役員が連日顔をだしたという伝説的なキャバ嬢がいたんですが、それはまた別の機会に書こうと思います。