すぅはぁ日記

食事、本、ラジオ、交流、エロなど日々の出来事。

6月12日 穂村弘/ひつみの花園

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今週も今日で終わりだが、やることが溜まっているのと疲れで現実逃避しながら出勤。短歌をはじめようという流れから穂村弘の「はじめての短歌」を読み興味が沸いたので「もうおうちへかえりましょう」というエッセイも読んでいる。このエッセイを購入する際に、amazonで検索すると既にほしいものリストへ入っていた。どうしてだろうと記憶の糸をだどりよせ、別の本で紹介されていたような記憶があり、紹介元として疑わしい本との関連をネットで検索したりkindleで本を読み返したり。分かったからといって記憶の答え合わせ以外の何ものにもならない時間をつかっていたら駅に到着。疲れているときって、よくこういう意味の無いことをやってしまうものだ。

今日は22時すぎに業務終了。頭がへとへと。デスクワークが多くなったせいで首のこりが大変なことになっている。家に帰ってから、以前頸椎ヘルニアになった時のコルセットつける。

金曜日はお酒を解禁なので、テキーラソーダに自家製のレモンの密を入れてレモンサワーカールと魚肉ソーセージで飲む。DVDで矢口史靖の「ひみつの花園」を観ながら。「ひみつの花園」は生涯ベスト10に入るくらい好きな映画で高校~浪人時代にかけて繰り返し繰り返し観た。音声をカセットテープに入れて通学時に聴いていたりもしたくらい思い入れのある映画だった。お金好き女性が銀行強盗が盗んだお金を探しに行くという気楽に観れるコメディなのだが当時の俺は違った見方をしており、この映画をコメディとすら思っていなかった気がする。高校生~浪人時代は交友関係が異様に狭く、休日に遊びにいく友人もおらずいつも一人で本屋を巡っては大判コミックを買い漁っており、いつかマンガ家になることを夢見ていた。そんな当時の自分にとってお金のために世間体や周りに構わず突き進んでいく主人公がとても格好良くみえておりコメディとして書かれる世間とのズレに関してもただただこうありたいと思って観ていたのだ。大学に入学したらこの主人公のようにマンガのためだけに時間を使おうと思っていた。今回見返してみるとその頃の気持ちがよみがえる。本当にこの主人公のようにマンガを描くことに夢中になれていればまた違った今があったろうなと思う。「桐島部活やめるってよ」でも描かれていたような何かに夢中になることの尊さについて、当時の自分が勝手にこの映画から感じ取っていていたものだと思い込んでいたが見返すと意図的に含まれていたのではと思わせるシーンが多々ある。土手のようなところで主人公が測量の練習をしている主人公を大学の助手が見つけ遠目から眺めている名シーンはお金に夢中になり突き進む主人公といい加減な性格で流されながら生きている助手の対比にもなっており何度みてもぐっとくるものがある。

最近昔好きだったものを観返したり読み返すのが面白くなってきている。